どうも、ひげづら(@higedura24)です。
株を買うには、まずどの銘柄を選ぶか考える必要があります。
株式市場には数千銘柄が上場していますので、どれでも選り取り見取りの選びたい放題です。
東証一部だろうが二部だろうが、はたまた新興株だろうがどの銘柄を選んでも良いわけですね。
しかし、実際は適当に銘柄選びを行うと怪我をします。
私たちが売買しているのは「銘柄」なんて表現をされていますが、本質は「株式会社」という意味です。
したがって、それぞれ
- どのような事業を行っているのか
- どれくらいお金を持っているか
- どれくらい売り上げているか
- どれくらい儲かっているか
などなど違い、それによって描かれるチャートも異なります。
この記事では株式投資を行う上での「銘柄選びのコツ」をお話しました。
ちなみに、今回は「株を買う」という前提で銘柄選定を考えています。
空売りはまた違った角度から考えるので、必ずしもこの記事で紹介する内容の反対を考えればよいわけではないです。
どんな銘柄を選んで良いのかわからないという方は、ぜひご参考下さい。
銘柄選びのコツはチャートを活用すること
1つ目のコツは銘柄選びにチャートを用いることです。
これは多くの方が行っていることかと思いますが、少しだけ詳しく述べます。
まず、個人投資家は順張りが良いというのは有名なお話です。
したがって「上昇トレンド銘柄」に目を向けますよね。
これは私も大賛成で、下手に逆張りするよりは素直に上昇トレンド銘柄を選んだ方が良いかと思います。
ただ、いくつか意識している点があり、それらがチャートで銘柄選びをする上で大事なコツです。
株価位置と下げ止まり
まずこちらをご覧下さい。
実はこれ、みんな同一銘柄のチャートです。
- 左上:下降トレンド
- 右上:下げ止まり
- 左下:上昇開始
- 右下:上昇トレンド
という流れを細分化してお見せしています。
どのような銘柄でも、株価はうねうねと上がったり下がったりするのはご存じでしょうか。
株価はまっすぐに上がったりはしません。
1ヶ月の上昇を見ても、6ヶ月の上昇を見ても、「その期間に応じた下げ幅を入れつつ最終的には上がったね」というだけです。
したがって、長いスパンで見れば有望銘柄だろうと下げトレンド期間が入ってくることは十分に考えられるということ。
銘柄選定をチャートで考えるなら、右上や左下のような状況の銘柄を選びます。
つまり下げ止まりを確認できて、上昇トレンドに移行し始めた銘柄を選ぶのがコツです。
これは言い換えると「相対株価が低い銘柄を選ぶ」ということでもあります。
その時期における安値圏を狙いましょうね、と言ったほうがわかりやすいでしょうか。
上昇トレンド銘柄を最終的に狙うのは変わりないですが、できればそのトレンドが始まる前か直後に意識を注ぎます。
その上で上昇トレンドになった銘柄の「移動平均線への押し目」を狙っていくと良いでしょう。
ちなみに、移動平均線への押し目は「買い上がり」といって株価上昇後の追加タイミングにもなりやすいです。
明確な安値が存在する
下げ止まりや上昇初期の判断ができるのであれば、安値圏で多く株数を持っておいた方が良いに決まっています。
したがって、銘柄選定においても「明確な安値の有無」は重要でしょう。
例えばこちらをご覧下さい。
これは少し前に銘柄選定して、実際に買った銘柄です。
このチャートを見ると、同じようなラインで安値が並んでいるのがわかりますよね。
チャートで銘柄選定をする場合は、こういったわかりやすい安値があることも大事です。
明確な安値は
- 損切り水準
- ふるい落とし水準
として機能します。
明確な安値で逆指値を入れる人は多いですし、そこをわざと割り込んでから戻す値動きがあればなお怪しいわけですね。
もちろん明確な安値を割り込んでから戻らない場合もありますが、なるべく安値に引きつけて買っていればそこまでのリスクはありません。
また、もし上昇トレンドに狙い通り移行すればそれ以上のリターンを得ることができます。
銘柄選びのコツは上昇要因を考える事
ド短期でトレードをする場合はその限りではありませんが、チャートのみで銘柄選定をするとある弊害が起こりやすいです。
それは「チャートに惚れて、銘柄の上昇要因を考えない」というもの。
例えば、あなたの理想とするチャートを見つけたとしましょう。
頭の中で、「これから上がりそうだなぁ、欲しいなぁ」と考えますよね。
おそらくですが、チャートだけで銘柄選定をするとすぐさま買ってしまうと思います。
だって、理想のチャートですから。上がるイメージしかないのは当たり前でしょう。
しかし、選んだ銘柄のセクターに実はネガティブな材料がつきまとっている時期だったらどうですか?
- ベンチマークとなる銘柄に不正スキャンダルが出た
- 寡占的だった料金体系に国からメスが入った
- 景気の冷え込みでセクターへの需要が減った
など色々なパターンが考えられますよね。
チャート・・・というかテクニカルは材料より弱いです。
したがって、上記のような状況では株価が上がりにくいと考えられます。
逆に、これから盛り上がっていくだろうなという材料を持っている銘柄やセクターは狙い目です。
例えば、直近だと
- 買い物袋をプラスチックから紙袋に変えよう
- 買い物袋を有料化して、プラスチックを削減しよう
- 環境破壊にならないプラスチック材を普及させよう
といった脱プラスチック関連の話題が多いですよね。
こういった世界的に取り組まれているようなテーマでは、多少チャートが悪くても立て直しが早くなるメリットもあるでしょう。
このように、できればチャートだけでなく株価上昇要因を持った銘柄を選ぶこともコツのひとつですね。
銘柄の上昇要因を考えるコツ
選んだ銘柄に上昇要因があるかどうかは
- 個別材料を調べる
- 日頃からニュースに耳を傾ける
ということで判断できるかと思います。
個別材料であれば
- 企業のホームページ
- 適時開示
- 株の総合情報サイト
などで選んだ銘柄における数ヶ月分くらいのニュースを漁れば良いです。
また、セクターに影響するような全般的な流れは
- テーマ株ランキングの動向
- 特定業種に関するニュースが頻繁に出る
といったもので注目度が測れます。
テーマ株ランキングで上位でなかったものが、突然順位を上げだしたら注目度が上がっているかもしれません。
また、自分が気になっているセクターやテーマに関連する銘柄に材料が頻出したらそこから盛り上がっていく可能性があるでしょう。
不思議と、関連銘柄のチャートも良い形に出来上がっているので下げたら買う流れですね。
ぜひチャートのコツだけでなく、銘柄の上昇要因を考えるというコツも意識してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?今回は銘柄選定のコツを、チャートと上昇要因の面からご紹介しました。
チャートは上昇トレンドの高値を狙うのではなく安値銘柄を狙うのがコツです。
また、チャートだけでなく銘柄背景に上昇要因があるかも重要なコツと言えます。
銘柄選定は総合的に判断し、チャートに惚れ込んで盲目にならないように気をつけましょう。
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