どうも、ひげづら(@higedura24)です。
株の世界には空売りといって株価が下げることで利益が出る売買方法があります。
株価が下げると儲けられるという特徴から、地合いが悪くなってくると空売りに注目が集まる傾向があるでしょう。
しかし、空売りは信用取引の一種なので下手に行うと大けがの元となってしまいます。
個人的には、空売りをしたければまず株本で概要や基本的な考え方を学んでから自分なりの方法論を作る方が良いという考えです。
そこでこの記事では
- 空売りを学ぶ上で初心者から中級者に役立つ株本3選
- 空売りで気をつけたいこと
をご紹介しました。
私の意見だけでなくAmazonレビューにどのような意見があったかも述べていますので、購入の参考にしてください。
空売りに役立つおすすめ株本3選!
では早速ですが空売りに役立つおすすめ株本3選をご紹介していきます。
株本としての難易度が低い順に紹介しているので、ご自身のレベルに合わせて読み進めてはいかがでしょうか。
世界一やさしい株の信用取引の教科書1年生
最初に紹介するのは空売りに限らず信用取引全般についてやさしく解説してくれているこの本です。
信用取引について何かしらの勉強をしていない場合は、空売りを考える前に必ずこの本を読んで下さい。
株式投資では信用口座を開設したいと申し込めば、ほぼ誰でも1日で開設できてしまいます。
また、レバレッジ(資金以上の取引)をかけたければ2倍でも3倍でも自由に売買出来てしまいますよね。
これは少資金にとっては有難い・・・ことでもなんでもありません。
確かに50万が150万として使えるのはメリットかもしれませんが、その1回の売買が資金のほとんどを消し飛ばすことだってあり得ますよ。
その理由やレバレッジの本質的な意味合いがわかっていなければ空売りで怪我をすることが目に見えています。
空売り手法もかっこよくて魅力的かもしれませんが、まずは土台となる基礎知識を得て下さい。
本の内容としては
- 信用取引の基本的な仕組み
- 証拠金や追証といった基本用語の説明
- 銘柄の探し方や相場に応じた売買のポイント
- 空売りのリスクと管理
などをメインに書かれています。
良いレビューには
- 初心者でもわかりやすく信用取引や空売りの仕組みが解説されていた
- 読みやすくて信用取引の入門本となる
というものが目立ち、悪いレビューには
- これだけでは満足に売買ができない
- 初歩的な内容が多い
といったものがありました。
総評としては
- 初心者でもわかりやすいように広く浅く解説してくれている信用取引の初歩本
- 多少知識がある場合は物足りないかもしれない
という感じですね。
やはり信用取引が初めての方向けの入門本なのでしょう。
オニールの空売り練習帖
空売り関連の株本として非常に有名なのがオニールの空売り練習帖です。
具体的な内容としては
- いつどうやって空売りするのか
- 主要な株価指数の利用方法
- 株価サイクルと反発した時の対処
- 崩れやすいベース形状
- 銘柄選択について
- 空売りしてはいけないもの
- 移動平均線との関係
- 手仕舞い時期について
- 空売りの基本構造
などが書かれています。
基本的な考え方だけでなく、銘柄選択・エントリー・手仕舞いまで書かれているので比較的網羅的な内容です。
ちなみに本の中で語られている
- ヘッドアンドショルダーズ
- オーバーヘッドサプライ
といった形状はテクニカルの世界でもかなり有名なパターン分析となっています。
まだ読んだことがないのであれば一読しておくと良いでしょう。
良いレビューには
- 空売りしたいならまず読むべき本
- サンプルチャートがカラーで見やすく、種類も多い
- 空売りが成功しやすい銘柄の条件やタイミングがわかった
- 地合いと値動きを比較する重要性がわかった
といったものがあり、悪いレビューには
- 例題チャートが多すぎる
- 初心者には少し難しいかも
- わかりづらい表現がたまにあった
といった意見がありました。
ファンダメンタル的空売り入門
この本では
- 空売りの仕組みとよくある間違い
- オプションではなく空売りでヘッジする理由と時期
- 成功率を上げるテクニカル分析
- ETFによる分散投資戦略
- 節税対策
が書かれていますが、その他にも重要な内容が記されています。
それは
- 危険な会社や銘柄を見抜く方法
- 問題を抱えた企業を生む要素
というものです。
空売りは株価が下落することで利益が出る売買方法ですよね。
したがって、狙う銘柄は「問題を抱えていて何かしらの需給悪化要因がある株」が好ましいでしょう。
ここを考えるには損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書といった財務諸表の分析が必要です。
すなわちテクニカル分析とは違った角度で空売りを考えることが求められ、上記の本はその意味で有用と言えます。
良いレビューには
- テクニカルとファンダメンタル両方の視点で書かれている
- 少し難しいが空売り以外の知識としても役立った
- 共感や感心できる点があった
- 本格的な空売りテキストとなった
といったものがあり、悪いレビューはほぼありませんでした・・・が、強いて言えば米国と日本では会計基準が違う点が気になるという意見がありました。
空売りの注意点
おすすめの空売り本をご紹介してきましたが、最後に注意してほしい点を述べます。
それは「本を読んだだけでわかった気にならない」ということです。
空売りは信用取引の一種なので実際にやってみないとわからないことがあります。
例えば逆日歩や特別空売り料の発生はその代表例で、権利確定日を跨いでしまい思わぬコストを支払うこともあるでしょう。
また、株本を読んで強気な心境でいると必要以上にレバレッジをかけてしまうケースも考えられます。
最初の数回が成功してもそれはたまたまかもしれません。
調子に乗って資金以上の空売りを仕掛けるとしっぺ返しをくらうので十分に注意してくださいね。
最初の段階では「30万円までしか空売りしない」など自分の中で制限を設けるのがおすすめです。
その範囲で利益がコンスタントに取れて初めてレバレッジを拡大することができます。
また、レバレッジは追証リスクを考えれば1.5倍程度が適正だと思うのでご参考いただければと思います。
まとめ
いかがでしたか?今回は空売りに関するおすすめ株本3選をご紹介しました。
まずは信用取引について学び、それから空売りの基本的な考え方を学んで下さい。
株価が下がる要素やその判断基準を自分なりに考え、ぜひ素敵な空売りライフを送ってはいかがでしょうか。
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