どうも、ひげづら(@higedura24)です。
半導体株が大きく値動きすると話題となりやすいのがSOX指数ですよね。
話には聞くけど一体どういう指数なのかいまいちわかっていないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はSOX指数の
- 基本情報
- 構成銘柄
- 活用例
についてお話します。ぜひご参考ください。
SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)とは
SOX指数とは米国のフィラデルフィア証券取引所が発表している指数で、別名「フィラデルフィア半導体株指数」とも言います。
「指数」という名称からわかるように、特定の銘柄群の株価で構成されています。
どんな銘柄群かというと
- インテル
- クアルコム
- テキサス・インスツルメンツ
- AMD
- NVIDIA
といった米国における半導体関連の30銘柄で構成、算出されています。ちなみに算出方法は単純平均株価。
要するにSOX指数とは「米国の半導体関連銘柄達の株価が上がっているのか下がっているのかがわかる指数」というわけです。
SOX指数は1993年12月1日の算出結果を100としており、執筆時点では1300円台後半となっています。
ちなみに何年か前までは「半導体BBレシオ」という関連指標もありました。
半導体BBレシオとは「半導体製品の出荷額に対する受注額の割合を3ヶ月平均で表したもの」が一般的な定義です。
出荷に対して受注が伴っていない場合には1を割ってしまうので、半導体市場における直接的な需給状況を端的に表してくれる指標として重宝されていました。
しかし、半導体業界が明るい状況の中、なぜか米国と日本ともに公表をやめてしまったので現在は見ることができません。
半導体の出荷および受注状況がわかる統計か何かがあれば、個人でも算出可能ですので興味のある方は探してみても良いかもしれませんね。
SOX指数に関連する銘柄とは
みなさんご存知の通り、日本の株式市場は米国株と相関が強いです。
それは半導体株も例外ではなく、SOX指数の上下が国内の半導体関連株の値動きに影響しやすいという特徴があります。
国内株式市場におけるSOX指数と関連性の強い銘柄は
- 東芝
- 富士通
- ルネサスエレクトロニクス
- アドバンテスト
- ローム
- 東京エレクトロン
- ディスコ
- ニコン
- SUMCO
- 村田製作所
- キャノン
- TDK
- 京セラ
- 東京精密
- 信濃化学工業
- 大日本スクリーン
- 新光電気工業
- 三益半導体工業
- 日本ハイテクノロジーズ
などが挙げられます。
この中でも特に話題となりやすいのは
- ディスコ
- SUMCO
- 東京エレクトロン
- アドバンテスト
あたりでしょうか?
私は東京エレクトロンが好きでよく売買しますので、SOX指数といえば・・・という印象があります。
SOX指数のチャート確認方法とは
SOX指数は米国の証券取引所が発表しているので他の指数と同じようにチェックすることは難しいです。
私が知っている限りでは
<外部参照サイト>
などでチェック可能ですが、移動平均線などのテクニカル指標を併用はできません。
米国の有料サイトで閲覧もできますがもちろん英語での表記となっています。
SOX指数の活用方法とは
SOX指数は日経平均などと同様に、半導体関連銘柄の市況を確認するために活用します。
したがって朝イチで毎日見ることが好ましいですが、半導体関連銘柄に興味が湧いている時期に確認するだけでも良いでしょう。
例えばですが、
- 国内半導体関連株のリストを作成
- 普段は国内リストを日足チャートで確認
- 国内半導体関連株の方向感がいまいちわからない
- SOX指数の状況をチェックして上下どちらに行きそうか考える
といった流れはいかがでしょうか。
国内半導体関連株はSOX指数と相関した動きを見せやすいものの、
- 毎回同じ動きにならない可能性あり
- 国内の出遅れ(遅行性)を狙う
といった考えもあります。例えば、執筆時点における
- 東京エレクトロンとSOX指数
- SUMCOとSOX指数
の比較チャートを見てみましょう。
<東京エレクトロンとSOX指数>
<SUMCOとSOX指数>
東京エレクトロンでは相関が強そうですが、SUMCOでは少し相関が弱い気がします。
SOX指数が直近でくいっと上昇しているのに対してSUMCOはまだ上昇が弱いですね。
このように銘柄によって特徴が出てくる場合もありますので、半導体関連株について考える場合はSOX指数も併せてチェックしていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は半導体関連株に強く影響しやすいSOX指数について解説しました。
SOX指数と国内半導体関連株の値動きを比較して、売買機会をうまく見つける例は
で解説しています。
その他の指数に関連する記事には
がありますのでご参考ください。それではまた!