どうも、ひげづら(@higedura24)です。
株式投資をやっていると指値注文を入れる機会はたくさんありますよね。指値注文をする際には
- 銘柄
- 株価
- 注文数量
- 注文期間
- 執行条件
などを設定しますが、人間は完璧な生き物ではなく間違えることもあるでしょう。ここで気になるのは、
- 一度入れた指値注文(不成立)にも手数料は発生しているのか?
- 一部約定後に指値を訂正した場合、手数料は2回発生するのか?
- 指値で一部約定した後、成行で残りを約定させた場合の手数料は?
といったことです。
この記事ではこれらの疑問や、その関連内容についてお話しました。基本的なことではありますが、知識として持っておくと役立つのでぜひご参考ください。
指値条件は変更できる?
そもそもですが、入れた指値注文の内容を変更できることすら知らない方もいらっしゃるかもしれません。一応、お伝えしておくと指値注文は発注後でも
- 指値を成行注文に変更する
- 指値価格を変更する
- 注文株数や執行条件を変更する
といったことができます。変更できる項目は証券会社によって違うかもしれないので、お使いの証券会社で
- 到底約定しないような指値注文を出す
- 注文履歴から発注した指値を選択して変更
という手順でお確かめください。ただし、当然ながら約定してしまった注文に関しては変更できませんし、手数料も発生しています。
不成立の指値注文を変更した場合の手数料はどうなる?
指値に限らず、株の売買には手数料が発生します。今後無くなっていくという噂もありますが、2019年11月の時点ではほとんどの証券会社で手数料制が採用されている状況です。
手数料は確定コストであり、できれば徴収される回数や金額をなるべく抑えたいわけですね。そんな売買手数料は「注文が約定した場合に徴収される」というのが基本ルールとなっています。
したがって、
- 指値注文を発注した時点では手数料は徴収されていない
- 発注後も不成立であれば手数料は発生していない
- 不成立の指値条件を何度変更しても手数料は取られない
というわけです。
ちなみに指値注文を成行に変更する際には「余力」に注意が必要ですね。指値注文ではその価格で約定させられる分だけ余力があれば良いですが、成行注文の場合はその価格の制限値幅内のどこでも約定できるだけの余力が必要となります。
簡単に言えば「その銘柄がストップ高になっても約定させられるだけの余力が必要」ということです。指値から成行に変更できないトラブルの原因としてよく言われるものですので、ぜひ覚えておいて下さいね。余力が足りなければ、不成立注文どころか発注すらできません。
一部約定の指値注文における不成立分を変更した場合の手数料
では一度出した指値注文が不成立ではなく、一部約定していた場合にはどうでしょうか?
例えば売り板に1000株ある状態で、同じ価格に2000株の指値買いをしたとします。この場合は1000株だけ約定して、同価格に1000株の買い注文が残ることになりますよね。
この時に「2000株の指値注文のうち残った1000株を成行に変更したら、手数料は2回分発生するか」というのが問題です。
結論的には「同一注文内での変更と見なされ、約定合計に応じた手数料が1回分徴収される」ことになります。
外部参照リンク:楽天証券|一部約定後の指値訂正
意外に良心的で、
- 一部約定だろうと同じ注文内の不成立分を変更したと見なす
- 同じ注文として扱われ、手数料も1回分だけ徴収
ということです。ただし、
- 注文を一度取り消してから発注した場合は2回注文と見なされる
- 期間を当日以降にまで設定して、別日に約定した場合も2回約定と見なされる
ので注意が必要です。
上記のケースでは、手数料が2回分徴収されるので気をつけて下さい。証券会社や手数料コースによっても変わってくるかもしれませんが、基本的には取り消さずに訂正してあげればコストがかさむことはないと覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は不成立の指値注文における手数料や、一部約定の指値注文を変更した場合の手数料についてお話しました。その注文が1つと見なされれば手数料も1回分となるのがポイントです。無駄に取り消したり、日をまたがないように注意して手数料を抑えましょう。
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がありますのでご参考ください。それではまた!
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