どうも、ひげづら(@higedura24)です。
損切りは必要なものだと思いますが、時に「損切りが必要か」という論争が起きるのもまた事実です。
特に多いのが「損切りばかりしていたら資産が大幅に減った!」という意見ですね。
いわゆる損切り貧乏というやつですが・・・確かに損切りだけ繰り返していたら資産は減ります。
そこでこの記事では「損切り貧乏にならないための重要な3つの考え方」をご紹介しました。
個人的には損切りより利益確定の方が難しいとは思いますが、損切り貧乏で悩む方はぜひご参考下さい。
損切り貧乏にならないための3つの対策
損切り貧乏にならないためには以下の3つを意識する必要があると感じます。
- 銘柄にあった損切り目安を設定しているか
- トレード回数が無駄に多くないか
- トレードの時間軸は合っているか
ではこの3つについて順番に見ていきましょう。
損切り目安は銘柄にあった設定を行うこと
例えば、東証一部に上場している銘柄Aとマザーズに上場している銘柄Bではどちらのボラティリティが大きいですか?
一般的には新興市場であるマザーズの方で時価総額が小さい傾向にあり、これは銘柄の値動きに関係します。
これをふまえて次の質問ですが、銘柄AとBでは同じ損切り%が適切だと思いますか?
仮に同じ株価で買って、同じ損切り目安を設定したとすれば銘柄Bの方が上にも下にも振れやすいはずです。
そのため損切り目安もそれを加味して少し広めに設定してあげないと、銘柄Bにとってはなんでもない値動きで損切りになる可能性が出てきます。
上記のことは一概には言えないのですが、材料などが出た際に大きな値動きとなりやすいのは時価総額が小さい銘柄Bです。
板付きも薄く、簡単にザラ場足に窓も生まれてしまいます。
何が言いたいかというと、「例えばこういったことを考慮せずに損切り目安を設定していませんか?」ということです。
もしなにも考えずに適当に損切り目安を設定しているのであれば、今まで失敗だったと感じる損切りトレードについてもう少し再考しても良いのかもしれませんね。
損切り貧乏になっていたけど、損切りしてから上がることも多いのならエントリーの考え方は間違っていないのです。
損切り目安を見直せば利益率が上がるでしょうし、そうでなくても損切り傾向が見つかる可能性があります。
トレード回数が無駄に多いと損切りも増える
もし損切り貧乏なトレード記録を見返した時に、様々なチャートが出てくるのならそれは考え物かもしれません。
あなたの手法がひとつなのに、チャートが似通ったものでないケースは特に注意が必要です。
通常、手法が定まっていれば板読みで入らない限りトレードするチャートも似通っているはずでしょう。
- こういった銘柄の
- こんなチャート状況の
- この部分で入る
といったことが明確になっていればなおさらそうなります。
例えばあなたが
- 業績の良い
- 上昇トレンド銘柄の
- 移動平均線までの押し目
で入る手法ならそういったチャートがトレード記録に集まる必要があるわけです。
そうならずに損切りトレードばかりで、「損切り貧乏になるくらいなら塩漬する!」と言っているならそれは考え直した方が良いでしょう。
トレード回数がやたら多くて損切り貧乏だと言うのなら、もう少しトレードの精度を上げる工夫が必要です。
何でもかんでも入るのではなく、今のやり方に合いそうな要素を加えてみてはいかがでしょうか?
きっちりとした条件でなくてもトレード頻度は下がるでしょうし、どんな要素が足りないか考える事は勉強になるはずです。
回り回って損切り貧乏が解消された経験も私自身あるので、ぜひ今までとは違った角度からトレードを再考してみてください。
損切り貧乏とトレード時間軸
これはそもそも論になってしまうのですが、あなたは株トレードを行えるだけの時間をお持ちでしょうか?
よくある例としては、
- 本業を持っていて日中は忙しいと言いつつ、隙間時間でデイトレードばかりしている
- スイングトレードだがプライベートが忙しく、持ち株の値動きや銘柄情報をチェックする時間がない
といったことがあります。
おそらくこういったことでは勝てるものも勝てず、損切り貧乏になっていくだけでしょう。
もしかしてあなた・・・本業で日中忙しいのに、持ち株の値動きが気になって仕方ないのでは?
時間があると思ってデイトレ目線で買った銘柄が急落して、怖くなって損切りしてませんか?
多くの方が欲望に負けてこういった過ちを繰り返しています。
こういった個人投資家はカモですので、損切り貧乏になる前に今すぐトレードを止めた方が良いです。
時間がないのであれば、
- ロットを下げて多少の値動きなら気にならないようにする
- 業績重視で安心して長く持っていられる銘柄のみ売買する
- 株ではなく投資信託メインに切り替える
こういったことを考えても良いと思います。
投資信託は悪いイメージがあるのかもしれませんが、インデックス型を長期的に買い続ければ市場平均を手堅く取ることも可能です。
株が生活環境や性格面の問題で向いていない可能性も考慮しつつ、それでもやりたいのであれば損切り貧乏にならないように工夫してください。
手法の考案や振り返りなど面倒な作業や調査をせずにやってもうまくいかないので、一度自分の胸に手を当てて考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?今回は損切り貧乏にならないための3つの考え方をご紹介しました。
最後は少し厳しいことを言いましたが、実際にここ数年の相場では持っているだけで簡単に利益が出たケースが本当に多いです。
無理に新興銘柄を持たなくても良いですし、もっと手堅い銘柄だけ狙っても良いかもしれません。
向いていないと感じるのなら投資信託に切り替えるのもひとつの手です。
損切り貧乏で資産がなくなる前に手を打ちましょう。
関連記事には
- 株の損切りルールとは!?目安に欠かせない基本概念を伝授!
- 損切りと利益確定の兼用テクニック!確定益を守りながら利益を伸ばせ!
- 損切りしない方が良い株!?不要論が適用できるケースとは?
- 損切りかナンピンか!真逆の行動で悩む理由と買い増しの注意点とは?
- デイトレードの損切りルール!時間から導かれる秘訣と目安例!
がありますのでご参考下さい。それではまた!