どうも、ひげづら(@higedura24)です。
突然ですが、皆さんは働きたくないですか?
働きたくないその気持ちは痛いほどわかりますが、現代人として生きていくためにはある程度のお金が必要です。
したがって、働かないのであれば自分の代わりにお金を発生させる仕組みを作らなければなりません。
一般にこれを不労所得と呼び、おそらくこの記事を読んでいる方はその選択肢として株を選ぼうと考えているのでしょう。
そこでこの記事では「人はなぜ働きたくないのか」という点から始まり、
- 株で不労所得を得るためにはどうすれば良いか
- 配当金で暮らすには最低どれくらいのお金が必要か
- そのためにはどのくらいの株式資産が必要か
- 具体的な積立計算表はどんなものか
といったことを述べました。
働かずに株で不労所得を得たい人は、ざっくりとでもイメージを掴んでみてはいかがでしょうか。
人が「働きたくない」と言う理由はどんなもの?
最初に人はなぜ働きたくないのかという点を考えてみます。
何かの本で読んだのですが、現代人の悩みを突き詰めていくと
- お金
- 人間関係
のどちらかに集約されるそうです。
おそらくお金がない人は働きたくないと言いづらいでしょうから、株で不労所得を得ようとしている人は人間関係に悩んでいるのかなと感じます。
もっと言えば「働きたくない」というくらいなので職場の人間関係に集約されるのでしょう。
職場の人間関係に悩むケースは珍しくなく、
- 職場の上司と合わない
- 先輩や後輩と仲が悪い
- 仕事上の付き合いがつらい
といった理由で悩んでいる方も多いですよね。
働かなければ職場も何もないわけで、
- 悩んでいた人間関係はなくなる
- 毎日好きなだけ自宅で生活できる
- 好きな時に外出して好きな時間に帰る
という環境になりやすく、すっきりとした生活が送れるかもしれません。
ただ、冒頭で述べたように生活するためにはお金が必要ですから、給料の代わりになるものが必要です。
そこで選択肢として出てくるのが株による不労所得ですね。
株の不労所得には配当金が必要
株で不労所得を作るためには「株式を保有して配当金を定期的に得る」ということが必要になってきます。
配当金とは
- 株式を保有することでもらえる企業利益の一部
- 年2回にわけて企業からお金を受け取る
- 配当金は企業側がどれくらい出すかを決算ごとに発表する
というものです。
株式会社は
- 誰かに株主になってもらう
- 株を買ってもらい、そのお金を元手に事業を行う
という仕組みなので、事業で利益を得たら配当金や株主優待でその一部を還元する必要があります。
配当金は企業によってどれくらいもらえるかが違い、一般的には会社が成長していくと事業利益の30%ほどが配当金に回されるでしょう。
場合によっては配当金以外にも割引券やカタログギフトなどが株主優待でもらえ、それらを合算したものが最終的な利回りとなります。
ただし、配当金に限定すれば一般的な利回りは2~5%くらいになると思います。
株に馴染みがない方は少なく感じるかもしれませんが、日本の銀行金利は0.001%なので預金するより2000倍以上の高利回りですね。
月20万円の不労所得には株式がどれくらい必要か
今回の趣旨は「働きたくない」を叶えることですから、株から配当金という不労所得を得て生活することを考えてみましょう。
ここでは仮に
- 毎月20万円の不労所得を得る
- 配当利回り5%の株を保有
という条件に設定してみたいと思います。
これでも生活するには超ギリギリですが、株の保有状況としては高水準ですね。
毎月20万円ということは年間で240万円の配当金なので、5%の利回りで単純計算すると・・・
- 240万円 ÷ 5% = 4800万円
という大きさの株式が必要です。
実際にはここに税金などがかかってきますが、それは後述します。
仮に4800万円としても、中々これほどの株式を一気に保有できる方も少ないはずです。
したがって少しずつ積み立てていかなければなりませんが、毎月10万円ずつ積み立てたとして
- 4800万円 ÷ (10万円 × 12ヶ月) = 40年
という年月がかかります。
ただし、現金ではなく株式で積み立てていくとその間にも配当金が発生しますよね。
もらった配当金でまた株式を買っていけばもう少し早く目標を達成でき、こういった方法を「複利」と呼びます。
ここからが本題ですが、具体的な複利計算表としては・・・
こんな感じになります。
実際に積立てる時は株を買ったタイミングや配当時期などによってズレが生じますが、簡易的な計算としては上記のイメージです。
左から列の説明をすると
- 1列目:保有年数
- 2列目:入金した合計額
- 3列目その年にもらえる配当金額
- 4列目:入金と配当金で今までに買った株の合計額
- 5列目:翌年の入金額を足したもの(計算用)
という感じですね。
これを見た限りでは24年目に4800万円もの株式を購入してきていますが、それでも税金によって年間配当額は240万円よりだいぶ下です。
大体28年目前後で年間配当金額が240万円になっているので、この辺のラインが毎月20万円の不労所得を手に入れている時期でしょうか。
株の購入総額は6235万円ほどになっていて、これだけで結構な大きさですね。
配当金と株式評価額
ただし、ここで注意してもらいたいのは「株そのものの価値は日々変動する」ということです。
簡単に言えば
- 100万円分の株を買いました
- 翌年、配当金で5万円もらいました
- ただし、買っておいた株の価値が5万円下がったので口座の総額は変わりませんでした
ということが起き得るわけですね。
毎月20万円の不労所得をもらうためにせっせと株を買っても、購入額のまま25年も評価額が変わらないということはあり得ません。
前述の「株式合計」の列に示された金額は株価に応じた変数ですから、日々その価値は変わっていきます。
仮に5000万円分の株式が5%値下がりした場合、
- 5000万円 × 5% = 250万円
が資産価値から目減りするということです。
この変動分は値下がりした状態で株式を売却しなければ確定損失にはなりませんし、配当利回りが変わらなければ不労所得の大きさも変わりません。
とは言え、
- 株価が下がった理由が業績の著しい低迷だった
- 業績が低迷しすぎて配当金を今まで通り出せなくなった
という状況になれば利回りが落ちて、あなたの不労所得は減ってしまいます。
株式で不労所得を作るにはこういった
- 値下がりリスク
- 減配(配当金の減額)リスク
があることは知っておかなければなりませんね。
株で不労所得を作っているうちに定年?
先ほどの表では利回りを高水準にして、毎月10万円という入金で計算しました。
それでも毎月20万円という不労所得を配当金で得るには28年ほどかかっています。
例え30代という若さで始めても、不労所得が手に入る頃にはもはや定年退職間際です。
結局はせっせと働いて継続的に積立していかないと上記の表は達成できず、できても早期退職レベルですよね。
そう考えると、働きたくないという気持ちに寄り添うためには「株による不労所得で少しでも生活を助けよう」という方向性が正しいのかもしれません。
先ほどの表では16年の継続で年間100万円ほどの不労所得が得られています。
考えようによってはこの分の給料を減らしても現状の生活は変わらないわけですから、少しは勤務時間の調整が可能でしょう。
もしくは勤務状況は変えず、年収が配当金の分だけ上がったと考えても良いですよね。
そうやって
- 株から発生する不労所得に100%依存しない
- それをきっかけにポジティブな考え方を持つ
という方が精神衛生的にも正しいと私は思います。
目標ができれば頑張って働こうという気も起きやすく、悩みとは別の事柄に意識が向くでしょう。
そもそも人がなぜ働くのかを突き詰めると、「世の中のため人のため」になると私は考えています。
きれいごとに聞こえますが、これはおそらく間違いないです。
私も人間関係に悩んだ経験があるので働きたくないその気持ちはわかります。
ただ、働かないからといって自分以外の人と一生付き合わずに生きていくことは不可能ですよね。
働いているからこそ人間らしく生活している側面もあるでしょうし、どこへ行っても合わない人はいるものです。
別に株でなくても良いのですが、スポーツ・ゲーム・絵描き・音楽など何かしら別のことに意識を向けてはいかがでしょうか。
働きたくないその理由とは別の何かに意識が向けば、段々と良い流れになると思いますよ。
まとめ
いかがでしたか?今回は株の配当金で不労所得を得るというテーマでお話しました。
紹介した表でわかるように株で不労所得を得るにはそれなりのお金が必要です。
また、株式にはリスクがつきものですし、それを達成する頃には定年間際かもしれません。
現実的には配当金に100%依存するのではなく、少しでも生活がポジティブな方向に行くようなものと捉えた方が良いでしょう。
最後になりましたが、くれぐれも株は博打的な買い方をしないようにしてくださいね。
今度は人間関係ではなくお金で悩むことになりかねないので、株を始めようと考えているのなら十分注意しましょう。
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