どうも、ひげづら(@higedura24)です。
皆さんは株式投資をしていて手数料が気になることはありませんか?
同値撤退をしても手数料のせいでトータルマイナス・・・。
約定代金が大きいから手数料もバカにならないな・・・。
などなど投資をしていると様々な場面で手数料について悩まされることが多いですよね。
しかし、ついに国内初の手数料無料の株式投資サービスがリリースされました。
今回はそんな手数料無料という驚きのサービス「STREAM」についてデメリットを含めて解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
手数料だけでなく使用量も口座管理料も全て無料ですよ。
STREAMで株の手数料無料化
まずSTREAMについて解説します。
STREAMとは
- 手数料ゼロ
- めんどさゼロ
- 楽しさ無限大
をスローガンに掲げているコミュニティ型株アプリで、業界大手の大和証券らのベンチャー企業が開発に携わっています。
その最大の特徴は
従来必要とされている株式委託手数料を国内で初めてゼロにした
という点。
現物と信用どちらでも手数料無料かつ約定代金も関係ありません。また取引回数が何回だろうと関係ありません。
しかも使い方は無料アプリをスマホかタブレットにインストールするだけ。
口座管理費などもなく文字通り、本当に無料のサービスです。
個人的には約定代金も全く関係ないというのには本当に驚き。
通常であれば安くても1000円弱、高いと何万円も取られることだってありますからね・・・。
ちなみに手数料比較表はこんな感じ。
STREAMを運営する会社は「スマートプラス」という会社で第一種金融取引業を取得しています。
親会社は金融アプリなどをリリースしているFinatext。
明日の株価をみんなで当てっこする有名アプリ「あすかぶ!」などの実績があるのでご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなスマートプラス側の利益形態はSOR(スマート・オーダー・ルーティング)を活用したものです。
SORとはユーザーが出した注文より安く約定するように東証だけでなく東証立会外市場からも自動買い付けする機能のこと。
これにより安く約定した差額の半分を実質手数料として徴収して利益を得ているんですね。
もちろん差額の半分はユーザーもお得に約定できますし、そもそも手数料無料なのでほぼ確実に従来のネット証券よりも安く売買できています。
また、STREAMは手数料だけでなく信用取引金利にも力を入れています。
信用取引を行う場合、従来のネット証券と同様に金利が生じます・・・が、その金利は最低1.89%~と業界トップクラスです。
金利はユーザーごとに決められており、その判断となるのがソーシャルステータスのクラスです。
ソーシャルステータスについては詳しく後述しますが、ログインやフォロー、コメント、いいね!などがポイント化される仕組み。
ユーザーがより良い情報をSTREAM内で情報収集するほど金利が安くなる仕組みというわけですね。
ちなみに現行のネット証券の最安水準の買い方金利が3%前後ですので、6段階クラスの下から3番目以上ではSTREAMの方が金利が安いです。
そもそも手数料ゼロですし、信用取引をそんなに長く引っ張ることも珍しいとは思いますが低金利に越したことはないですよね。
STREAMの銘柄掲示板
STREAMにはヤフーファイナンスのように銘柄ごとに掲示板が用意されています。
掲示板では自由に質問ができたりコメントをもらうことが可能です。
質問(コメント)やいいね!およびフォローなどをすることでポイントが加算され、情報収集だけでなくソーシャルクラスを上げることにもつながる仕組みになっています。
STREAM内で情報収集できる
STREAMの面白いところは手数料や掲示板だけではありません。
なんと、独自アルゴリズムで場中に他の投資家が注目している銘柄を拾い上げて教えてくれます。
銘柄における
- コメント数
- ビュー数
- ニュース
- IR
などを抽出するためそのときにトレンドとなっている情報を収集可能。
STREAM内の他ユーザーをフォローすることもでき、フォローユーザーと交流しながら銘柄情報も受け取れます。
さらに
- ロイター
- 時事通信
- モーニングスター
- 適時開示
- 銘柄掲示板
の切り口からも情報が得られるので非常に安心です。
前述のようにニュースやフォローユーザーへのコメント、いいね!などがポイントされるシステムなので情報収集に参加すればするほどに自分が優遇措置を受けられるのも嬉しいところ。
ニュースと関連銘柄が紐づけされており、タップで簡単に注文画面に飛ぶこともできるのでユーザビリティも非常に良いですね。
取引画面は全体的にシンプルで指値・逆指値・執行条件・買付余力などもわかりやすいのもGood!
STREAMの銘柄情報や注文
STREAMでは従来のネット証券以上に銘柄情報が受け取れます。情報の種類は
- チャート(1分足~月足)
- 板
- 企業情報
- 四季報(信用口座開設が必要)
- IR
- 適時開示
- Twitter内のつぶやき(スマートプラスがアカウント選定)
というものがあります。そこから従来のネット証券の同じ要領で注文が可能です。
ちなみに現物買いから新規買建、新規売建まで可能です。
STREAMの入出金について
STREAMでは投資資金を入金する手段は2つ用意されています。
- 指定のネット銀行によるオンライン即時入金(手数料無料)
- ユーザー専用口座への入金(振込手数料ユーザー負担)
出金に関しては手数料無料で、
- 当日15:30までの依頼(翌営業日振込)
- 当日16:30以降の依頼(翌々営業日振込)
となります。なお、指定のネット銀行とは
- ジャパンネット銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- 楽天銀行
です。
STREAMのセキュリティ・サポート体制
STREAMは経営陣がセキュリティに精通しているためセキュリティ・サポート体制にも注力しています。
具体的には
- 金融情報システムセンター(FISC)加入
- 金融ISAC加入
- 有価証券の分別管理
- 金銭の分別管理
- 投資者保護基金
- カスタマーデスク設置
という施策を取っています。
簡単に言うと
- 金融トラブルやサイバーセキュリティに関する最新の知見を欠かさず仕入れる
- 企業と顧客の資産は別々に管理
- 企業に万が一のことがあっても1000万円を上限に補償される
- 不明や疑問点はカスタマーデスクに相談できる
ということですね。
FISCと金融ISACの具体的な説明は以下の参照リンクからどうぞ。
STREAMのデメリット
デメリットがないように感じられるSTREAMにも注意点はあります。それは
- 取扱いは東京市場(東証1部、2部、マザーズ、JASDAQ)のみ
- PCツールなし(スマホ特化)
- 口座種別は特定口座のみ
- 未成年口座取扱なし
- NISA関連の取扱なし
という点です。
銘柄に関しては主要市場を抑えているのでほぼ困ることはないでしょう。
インターフェースはスマホに特化しておりPCには対応していません。逆に言えばいつでもどこでも使いやすいスマホアプリで売買が可能です。
口座種別は特定口座のみですが、特別な理由が無い限り特定の源泉徴収ありにすることが大多数なのでそこまで問題ではないでしょう。
問題はNISAと未成年口座に対応していないということです。
NISAは開始から年月がそれなりに経過しているので多くの方がメイン証券口座で開設されているかと思いますが、STREAMにNISAを移管することはできません。
また、未成年口座の取扱がないため学生さんの中にはお困りになる方もいらっしゃるでしょう。
もしくは家族名義で取引されている方とか。
完璧に見えるSTREAMもNISAと未成年口座だけは注意ですね。
とはいえ手数料無料をみすみす使わないのも非常にもったいないので、STREAMは中長期口座として活用するとか何かしらに利用するべきです。
アプリ自体も無料ですので持っておいて損することはありません。
STREAMの始め方
STREAMの始め方はネット証券と同じ流れです。
- 本人確認書類、個人番号カード(通知カード)、登録銀行口座情報の用意
- STREAMアプリをインストール
- アプリ内でメールアドレス入力して認証コードを受け取る
- メールアドレスと受け取ったパスワードでログイン
- 必要情報の入力と本人確認書類アップロードで申し込み完了
- 後日郵送されてくる開設コードをアプリに打ち込む
- 認証完了後に入金をして取引開始
という流れです。
1~5までは画面に従って行えば5分ほどで完了します。6の郵送期間は大体1週間ほど。
そこまで時間がかかるものではないですし、なにより手数料からなにから全て無料ですのでインストールする価値はあります。
手数料が300円無料になって、年間100回売買すれば30000円違ってきますからね。
STREAMの詳細は公式ホームページからも確認してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?今回は国内初の手数料無料の株アプリ「STREAM」について解説しました。
誰にでも少なからずメリットがある無料ツールなのでインストールだけでもしてみてはいかがでしょうか?
それではまた!