どうも、ひげづら(@higedura24)です。
株式投資で「資産形成」をしていきたいのであれば高配当株は非常に有効な手段です。
なぜなら資産形成には時間をかけるということがなによりも重要であり、その点で高配当株は株式投資の手法の中で最も相性が良い手法だからです。
この記事では
- 高配当株
- 複利
を組み合わせて株で資産形成していくための考え方をお話します。
短期的に資産を倍増させたい!という気持ちもわかりますが、少しだけ耳を傾けていただけませんか?
複利とは得た利益を再投資していくやり方
まず簡単に複利とはなんぞや?ということを説明します。
複利とは、
- 売却益や配当金を出金せずに再投資する
- 利益がまた種銭となるので雪だるま式に資金が膨らんでいく
- 一般に投資信託など積立で効果が大きく、長い時間をかけるほど2次関数的に効果が高まる
というものです。要するに儲けたお金は使わずにどんどん再投資していきますよってことですね。
よくTwitterなんかでも「儲けたお金をどんどん足して複利で増やせば億稼ぐのは余裕!」なんて言われてますが、あれは間違いです。
なぜなら複利とは短期投資で考えるものではないからですね。
新興株で儲けたお金をまた全部新興株に突っ込んでまた同じ利益を得ていくなんてできるわけがありません。
よっぽどセンスがあって、安定的に勝てる手法をお持ちの方で無い限り不可能です。
そうではなくて、年利5%でも10%でもいいから時間をかけて利益を再投資していくという考え方が非常に重要なんですね。
短期投資で複利を応用するのは間違っていると私は思います。
短期投資でも確かに儲けたお金は出金しませんが、1回ごとのロットは固定するべきです。
勝率が安定しているときや地合いが良いとき以外は、全体で使うトレード資金は同じにしておかないと安定して伸びていきません。
ここぞという時や、トレードスキルが上がったときにため込んだ資金を使うのが良いでしょう。
高配当株と複利を組み合わせると資産増加が加速する
複利は長期的に効かせていくのがコツだと言いました。
高配当株投資は
- なるべく割安な株を長期的に保有
- 値上がりと配当益で利益を狙う
- 長期的に値が戻る可能性が高い優良株のみ狙う
- 長期スパンで買い増しするので得た利益を再投資しやすい
といった特徴があり、複利と非常に相性が良いです。
さらに得た利益とは別に毎月一定額を資金にプールしていくという条件を組み合わせればさらにご自身の資産が回転していきます。
例えば、毎月2万円ずつ株式投資の資金にプールしていけば年間で24万円資金が増えていきますよね。
普通に考えたら24万円を10年貯金しただけでは240万円しか資産は増えません。
しかし、高配当株投資の資金として複利で増やすとそれよりもはるかに早いスピードで資産は増加していきます。
十分に実現可能な例として
- 株式投資の資金:100万円
- 年利10%
- 毎月2万円プール
- 運用期間:10年
という場合。
ただ積み立てただけだと340万ですが、高配当株を活用して複利で増やせば最終的に662万まで増加します。
運用があまりうまくいかず年利5%にとどまったとしても472万円です。年利3%でも413万。
複利は時間をかけてあげることで目標達成の確率も上がりますし、効き方が全然違うということですね。
高配当株で複利を有効に活用するコツは元金を増やすか時間をかけるかのどちらか
高配当株は長期投資の部類ですので、
- 狙う株の基準を設定する
- 投資ルールの枠組みをしっかりと作る
- 時間をかけることを大前提とし、じっくりと取り組む
といったことを守れば基本的にはうまくいきやすいです。特に、
- 銘柄選定の基準
- 売買タイミング
が重要ですが、おそらく基本的なポイントを抑えればみんな同じような優良銘柄を選ぶことになります。
これとは別に、複利をうまく活用するためのコツがあるのでお伝えしておきますね。
例えば、このような複利の計算表を作ってみました。
この表からわかることは複利を活用して目標額を達成する上でのポイントが
- 元金がなるべく多い
- 運用期間をなるべく長くとる
ということですよね。
なぜなら元金が多いほど早く目標を達成してますし、元金が少なくても時間をかけることで達成できているからです。
極端な話、元金がたくさんあって時間を末永くかけられるのであれば年利3%でももっともっと大きな資産を形成することだって可能です。
- 基本的な高配当株のルールを守る
- できるだけ多くの元金を用意
- できるだけ長く運用する
というだけで大きな資産を得られるので、高配当株で長期投資しない手はないですよね。
まとめ
いかがでしたか?今回は高配当株と複利について解説しました。
高配当株は複利と非常に相性が良く、毎月資金を増やしてあげることでさらに効果が高まります。