どうも、ひげづら(@higedura24)です。
今回は大好評の「デイトレ銘柄スクリーニング」の続編をお届けします。
デイトレではその日強い銘柄を狙ってトレードすることが大事ですよね。以前書いた記事に
というものがありまして、デイトレの注意点やランキングを活用してスクリーニングする方法について書きました。
私は、基本的にランキングから銘柄を拾ってきて良いものだけリスト化するだけで十分だと考えています・・・が!
場合によっては固定リストから拾ってきたり、時価総額や市場で限定してスクリーニングすることもあります。
今回お話するのは「時価総額と市場で限定するスクリーニング方法」について。理由を含めて手順を解説しますのでぜひご参考ください。
デイトレは板が厚いものほど利益が取りやすい
まずはじめに、時価総額と市場で限定しておく理由だけお伝えしておきます。
ランキングでスクリーニングする際には市場ごとのランキングにすることもできますが、時価総額はバラバラのものがピックアップされていますよね。
そのためランキング上位にきていても板がスカスカなものもあるんです。そういった銘柄では
- 欲しい株数を集められない
- 集められても売りさばけない
- ロットを下げても値動きが不安定
といったデメリットが出てきてしまいます。そこで、ランキング上位銘柄の板付きやチャートを見た際に、めぼしい銘柄がない場合には
- 市場:東証一部
- 時価総額:中型以上
というスクリーニング条件をつけてあげるというわけです。
板が厚い銘柄では簡単に1000株買えたり、たくさん買い集めても値動きに影響が少なかったり、売るのに困らなかったりとメリットが多い。
値動き・・というか約定間隔が短いものもありますが、それだけ「活性化されている板」という意味ではむしろ好ましいことです。
板のフラッシュを見て自分には難しいかな?と思うものは予め除外しても良いでしょう。
デイトレで前場中盤~後場にかけて狙える銘柄をスクリーニングする方法
ではいよいよ前場中盤~後場にかけて狙うデイトレ銘柄のスクリーニング方法を解説します。使うのは楽天証券のスーパースクリーナーです。
10時になったら1回目のスクリーニングを行う
まず10時になったら1回目のスクリーニングを行います。なぜ10時なのかというと、楽天証券のスーパースクリーナーでは「1時間毎の株価更新」という仕様だからです。
更新条件は楽天証券HPから確認してください。
つまり、10時の更新が最短というわけですね。10時になったら以下の条件でスクリー二ングを行います。
- 市場:東証一部
- 規模:中型および大型
- 指数採用:全て選択
- 値上がり率:3%以上
拾い上げる銘柄は指数に採用されていて、時価総額が十分にあって、東証一部に上場している銘柄。
加えて、当日の10時の段階で値上がり率が3%以上あるものです。時価総額がそれなりにあって3%とか5%も値上がりしてれば、板が活発化しているものも多いのでそこに目をつけています。
この10時という前場中盤の段階でデイトレを行い始めても良いでしょう。10時は一旦、売買が一巡して値動きが落ち着き出す時間帯でもあります。
値動きが落ち着いた段階で3%以上の値上がりをキープしていればそれなりの背景があることも多いですからね。十分なデイトレができるでしょう。
デイトレをする場合は、全てを無条件にリスト化するのではなく
- 日足・5分足チャートの値動き状況
- 板状況
- 業種・テーマ性・決算などの簡単な背景
を確認してくださいね。
ちなみに、デイトレをやってもやらなくてもいいですが、この時点でどんな銘柄が引っかかったのかはリストに入れるなりなんなりして覚えておいてください。
11時になったら2回目のスクリーニングを行う
11時(もしくは11時半)になったら再度、同じ条件でスクリーニングをかけます。11時のスクリーニングで引っかかった銘柄ではまだデイトレしなくていいです。
前場終わり間際ですので資金引き上げ組の利確もありますし、30分で値幅が取れる保証もありませんからね。
その代わりに、10時のスクリーニング内容と比較して
- 10時と重複した銘柄
- 10時と重複しなかった銘柄
に仕分けを行います。
ここで考えていただきたいのですが、10時と重複した銘柄はどんな値動きだと予想できますか?
10時でも11時でもスクリーニングに引っかかる銘柄は
- 10時から11時まで上げ続けた銘柄
- 10時の時点で3%以上の値上がりで、その水準をキープ
- 10時の時点より値下がりしたものの11時でも3%以上の値上がりはキープ
という銘柄ですよね。
したがって、上から順番に
- きれいな上昇トレンドで、後場に押し目が狙えそう
- 前場中盤からの保ち合い、後場に上下どちらかにブレイクしそう
- すでに押し目で、後場に復活上昇する可能性がある
といった意味合いを持った銘柄である可能性が高いです。
後場に狙う銘柄群をリスト化する
10時と11時のスクリーニングで重複した銘柄の意味合いを意識しながら、前場引けでチャート確認をしましょう。
10時以降の時間帯で何があったかはわかりません。
もしかしたら一度大きく下げてから急騰したかもしれませんし、10時以降に10%以上値上がりしていたのに11時の時点で3%まで上げ幅縮小されているかもしれません。
チャートが崩れていないか確認して、良さそうなものだけ後場に狙うリストとして組み込みます
ちなみに、目安としては
- きれいな上昇トレンドで中期線を割っていない
- 保ち合いの中で安値切り上げもしくはボラ縮小もしくは出来高減少
- 上昇トレンドから押してきて、中期線などとぶつかりそうな所まで押している
といったチャートを探すと良いですね。
後場の寄り値を確認して、イメージ通りの始まり方であればご自身のエントリーポイントにしたがってデイトレをしてください。
まとめ
いかがでしたか?今回は前場中盤~後場に狙うデイトレ銘柄をスクリーニングする方法を解説しました。
時間経過でどんな値動きがあったかをイメージするのがポイントです。ぜひご参考いただきトレードに役立ててくださいね。
今回使用したのは楽天証券のスーパースクリーナーというものです。
色々な角度から銘柄スクリーニングが可能ですので、興味がある方は一度使ってみて下さいね。
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