どうも、ひげづら(@higedura24)です。
株の世界では、企業価値を考えた「投資」目線よりデイトレードが人気ですよね。
確かにデイトレードはうまく活用すれば短期的に大きな利益を得ることができ、ひとつの技術となってくるものでしょう。
ただ、初心者さんではデイトレードがやりたい!と思っても中々銘柄選びも迷うところ。
そこでこの記事では、デイトレ銘柄を選ぶ際の3ポイントをご紹介します。
デイトレ銘柄を選ぶ際に考えるべきポイントをわかりやすくお伝えしますので、ぜひご参考ください。
デイトレ銘柄の選び方における3つのポイント
まず考えるべきは、「デイトレとはどんな行為か」ということです。
そもそも個人投資家はなぜデイトレをするのでしょうか?
色々な理由はあるかと思いますが、端的に言えば「短期間で利益を上げたいから」ですよね。
要するに、パッとエントリーをしてサッと値幅を取りたいわけです。
これを考えたときに、必要となってくるのは
- 値動きが大きい
- 流動性が高い
- 材料がある
という3ポイントですね。
デイトレ銘柄は値動きが大きい銘柄を選ぶ
デイトレ銘柄で大事なことは、短期的にその銘柄を保有した場合でも満足のいく利益を得られることですよね。
そのためにはいわゆる「ボラティリティ(価格変動率)」が大きい必要があります。
例えばこちらをご覧ください。
このチャートは両方とも同じ日に値上がりランキングに載っていた銘柄です。
上はマザーズで、下は東証一部に上場している銘柄。
ふたつの銘柄は株価がともに2000円代ですが、時価総額で比較すると、
- 上:時価総額1400億
- 下:時価総額2800億
と倍の違いです。1日の値動きを比べても、
- 上:10%以上の値上がり率
- 下:数%の値上がり率
となっています。
時価総額は株価に発行済み株式数を掛け合わせたものなので、株価が同程度であっても発行済み株式数が違えばこれだけ値動きも変わるんですね。
具体的には「発行済み株式数(浮動株数)が少なければ、1株あたりの値動きインパクトも大きくなる」のでボラティリティは上がります。
図の例でも、時価総額の小さい上のチャートで値動きが大きくなっていますよね。
したがってデイトレ銘柄の選び方としては、適度に時価総額が小さい銘柄を選ぶと良いです。
この「適度に」というのはあまりに時価総額が小さい銘柄だと、流動性が下がる恐れがあるからですね。
流動性については次のポイントで解説します。
デイトレ銘柄は流動性が高い銘柄を選ぶ
先ほど、発行済み株式数という言葉が出ました。
一般に発行済み株式数が多いと市場に出回る株数も増え、流動性は上がります。
具体的には・・・
こんな感じで、板に入る注文数が全然違ってきます。
- 上の板:流動性が低く、注文が入っている価格も飛び飛び
- 下の板:流動性が高く、まんべんなくびっしり注文がある
という状況が一目瞭然ですね。
上のような状況を「板が薄い」、下のような状況を「板が厚い」と言います。
板が薄い状態では
- 指値をしても約定するまで時間がかかる
- 成行注文をしても価格が飛んでポジションしづらい
- 大きく保有することができず、手仕舞いもやりにくい
という特徴があり、デイトレ銘柄の選び方においては流動性(すなわち板の厚さ)は重要です。
最初にデイトレ銘柄は値動きが大きいものを選ぶことと言いましたが、時価総額が小さすぎると値動きが大きい反面、流動性も下がります。
上のような薄い板では満足にポジションしづらいので、時価総額が大きめで、板付きが適度に厚い銘柄が好ましいというわけです。
板が厚ければ、
- 好きなタイミングでエントリーや手仕舞いができる
- 資金に合わせて保有数を調整でき、それを処理するだけの需給状況にある
- 価格が飛びづらく、スキャルピング的な値幅取りも可能になる
といったメリットが出てきます。
ただし、時価総額が大きすぎて流動性があまりに高まると個人投資家にはデメリットもあるんです。
板が厚すぎてどこが明確に厚い価格なのかわかりづらい銘柄では、機関投資家の参入も激しくなり見せ板などのテクニックも散見されます。
個人投資家の心理を操作しようと色々な手を使ってくるため、当然ながらより板や歩み値を読む力も必要になってきますよね。
慣れないうちは大型でスキャルピングするよりも・・・
こういった厚い価格と薄い価格がはっきりとわかるような板付きの銘柄でデイトレをしましょう。
デイトレ銘柄は材料がある銘柄を選ぶ
デイトレ銘柄の選び方で最も重要なのは「材料があること」です。
普段は流動性が低く、板が薄い銘柄でも材料が出ることによって一過性に値動きが活発になります。
例えば、前日の大引けに好決算を発表した銘柄はデイトレに最適ですよね。
市場の注目が集まるだけでなく、元々の時価総額の小ささを生かして大きな値動きも狙えます。
もちろん、普段から板が厚めでデイトレ銘柄としてふさわしいものであっても良いでしょう。
デイトレ銘柄の探し方
ここまで紹介してきた「デイトレ銘柄の選び方における3ポイント」をふまえた上で、どうやってデイトレ銘柄を探せば良いのでしょうか。
デイトレ銘柄の探し方でおすすめなのは
- 当日の値上がりランキング
- デイトレ適性ランキング
- 前日決算銘柄
を活用することです。
値上がりランキングでデイトレ銘柄を探す方法
当日の値上がりランキングを活用すれば、その日に盛り上がっている銘柄をすぐに探すことが可能です。
基本的な手順は「デイトレ銘柄をランキングで超絶簡単スクリーニングする方法!」で解説していますので、こちらをご参考ください。
デイトレ適性ランキングでちょうど良い銘柄を探す
デイトレ銘柄には適度な時価総額や流動性が必要で、なおかつその日に注目される材料が欲しいです。
そういったデイトレ銘柄として好ましいものを探す方法としておすすめなのが、「デイトレ適性ランキング」。
デイトレ適性ランキングとは松井証券が提供している、デイトレに特化したランキングのこと。
松井証券では
- 株価変動率=(後場高値ー後場安値)/後場始値
- 概算売買代金=後場VWAP×後場出来高
という指標を掛け合わせ、数値が高い順にランキング形式で紹介してくれます。
ランキングは前場・後場で分けて算出され、取引時間中であれば
- QUICK情報:1分間隔
- ネットストックハイスピード:10秒間隔
で更新です。
特にネットストックハイスピードでは盛り上がった瞬間にランキングに上がってくるので、材料に反応した銘柄を捕まえるのに役立ちます。
デイトレ適性ランキングは松井証券に口座開設している人のみの特権ですので、口座をお持ちでない方は無料口座開設をしておきましょう。
デイトレ銘柄は前日決算銘柄をチェックして探す
- 前年同期比とコンセンサス乖離
- 増配や上方修正などサプライズの有無
- 適時開示による新規材料
- Twitterなどの盛り上がり
が主な点でしょう。
最近では決算が良くても下がってしまうことも多いですが、PTSやTwitterの雰囲気でなんとなく市場の反応を感じ取れるケースもあります。
上がりそうな雰囲気があれば、日足などから安値高値や節目をチェックして転換点などを予習しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回はデイトレ銘柄の選び方における3ポイントを解説しました。
適度に時価総額や流動性があって、材料などで勢いづく銘柄を積極的に狙っていくと値幅が取りやすいですね。
デイトレ銘柄の探し方も併せてご紹介したので、こんなことを意識しながらトレードする銘柄を選択していきましょう。
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