どうも、ひげづら(@higedura24)です。
今回は歩み値で流れを読んだトレード例をご紹介します。
比較的わかりやすい例だなと感じたので、本日のトレードから抜粋しました。
本来であれば板と同時に出したいのですが、それは難しかったので歩み値だけで追います。
それでも十分言いたいことは伝わるかなと思うので、何かの参考にしてください。
寄り付きの歩み値で勢いを見る
まず今回ご紹介する銘柄を選んだ理由から。
デイトレなのでそこまで深い理由もなく、シンプルに
- 前日の夜に材料が出た
- 翌営業日の朝、気配値から市場が反応しそうだった
からです。
肝心の材料ですが、
- 海外企業との提携
- 国内大手企業とAI活用の共同研究
というものでした。
IRでは2番目の方をフォーカスしていましたが、個人的には1番目に興味がありました。
朝の寄り付きを見ると、
- 成り買いと指値買いから特別気配の予想
- ザラ場開始直前も特買いでギャップアップ
という感じで、「始値から市場が上方向に反応するだろう」という見方に。
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あまりにも大きすぎる窓開けは敬遠されますが、今回は時価総額が大きいのでそこまで大幅なギャップアップではないかなと思ってました。
とりあえず寄り成で買いを入れ、ここから実際に上に行くかは歩み値で読みます。
つまり、
- 始値でギャップを空ける
- そのまま追随する買いが発生し、上方向にまとまった歩み値がつく
という流れが出るか、という見方ですね。
これが実際の歩み値でございます。
最初の出来高が9時3分なので、特買いで始まったことがわかりますね。
そこから赤枠のような部分でまとまった歩み値がついて、上に向かって買いが続いてます。
載せきれないので載せてませんが、このあとも秒単位で万株単位の歩み値がついてました。
板の動きもありますが、歩み値の見方としては
- 銘柄にとって大きな出来高で
- アップティックは続く
が大事かと思います。
この例ではとりあえずは始値方向に進むだろうと歩み値から感じます。
歩み値が一方向に続くうちは大丈夫という見方
大体の材料は寄り後のわずかな時間で勢いも鈍るものですが、この銘柄は大口さんにやる気が感じられました。
というのも・・・
蓋を作っては成買いで食い破り・・・という動きが一向に止まなかったんです。
たまーにダウンティックが続きましたが、それを上回る買いがどんどん入りました。
おそらくロスカの買いも含まれているはずです。
上に行くぞーという意思が感じられるので、そういう雰囲気が続く限りはホールドしようという見方ができます。
しばらくそういった歩み値が流れ続けましたが、あるときチャートを見てみると・・・
段々と陽線が縮小し、最後は寄せ線に変わりました。
酒田五法的には「赤三兵の思案星」ですから、一旦は打ち止めの可能性がありますよね。
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時刻的にも9:30で、出来高がしぼんで値動きが悪くなる可能性もある時間帯です。
歩み値の殴り合いはもみ合いになるという見方
ローソク足に変化が出てから、歩み値はこう変化しました。
まだ買いが優勢ですが、先ほどまではなかった出来高でまとまったダウンティックも見られます。
載せきれないですが、これが続くことでチャートも段々と・・・
高値で揉み合い始めました。
とりあえずはこうなったら警戒して、株価がある程度押したらまた歩み値をチェックします。
チェックするタイミングとしてはVWAPや移動平均線が意識されやすいところですね。
中期移動平均線で歩み値がどう変わるかを見る
VWAPは余裕で突き抜けたので、中期移動平均線まで時間は飛びます。
チャートがここまで下げたときに、歩み値がどう変化するのかという見方は重要です。
止まらずにダウンティックが続くのか、寄り付きのような強さが戻るのか。
結果的には・・・
10時35分にアップティックが続いて、ここから流れが変わってくれました。
ただ、また高値更新かー!?という感じはなく、20分くらいで勢いが衰えましたね。
後場も大した勢いはなく、前場のみ触る流れとしています。
まとめ
いかがでしたか?歩み値を見るだけでも色々なことがわかり、チャートに影響しますよね。
勢いや内部変化は歩み値に表れるので、気になる銘柄は見返して考察してみてはいかがでしょうか。
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がありますのでご参考ください。それではまた!