どうも、ひげづら(@higedura24)です。
株式投資の世界では「200日移動平均線」は重要視されているもののひとつですね。
下げ相場から上がってくる局面では特に「200日移動平均線を超えられるかがカギ」なんて言われ方をします。
株本の中には200日移動平均線ではなく300日動平均線を意識している内容もありますが、
- いずれにせよ超長期の移動平均線は重要
- 超長期の移動平均線より上か下かで長期的な値動きを考える
という点はあるでしょう。
ただ200「日」移動平均線は日足で表示されるものであり、意識したくても他の時間足では表示できないものです。
そこで今回は「他の時間足で200日移動平均線に相当する移動平均線を表示する方法」をご紹介しました。
200日移動平均線と完全に合致はしませんが、意味合いは同じものです。
200日移動平均線の設定を他の時間足に換算する
例えばこんなチャートに200日移動平均線を表示してみましょう。
オレンジ線が200日移動平均線を示しており、一番右側でちょうど株価が上抜けるかどうかという局面だとわかります。
冒頭でお伝えしたように、こういった下げ相場から上昇局面になった際は200日移動平均線を超えられるかがポイントです。
また、トレンドが転換する際には下位時間足から値動きが強まり、それが上位時間足のトレンドを変えていきます。
したがって、日足のトレンドが変わってから週足のトレンドが変わるという流れです。
そのためには、まず終値ベースで200日移動平均線を超える必要がありますね。
この例では高値で超えているものの、終値ベースでは超えていない状況です。
では次に週足の状況を見てみましょう。
同じ条件下で観察するためには「200日移動平均線を週足に換算して設定」する必要があります。
そこで出てくるのが1週間を5営業日とする設定方法ですね。
要するに200日移動平均線を5日で割ってあげれば、週足上の移動平均線として設定できるという考え方です。
200 ÷ 5 = 40週
ですので、40週移動平均線が200日移動平均線と同じ意味合いで活用できます。
200日移動平均線を設定上で換算しても誤差が生じる
というわけで週足に40週移動平均線を表示して観察してみましょう。
ポイントは終値ベースで40週移動平均線を超えているかどうかですが、少しわかりにくいので拡大してみます。
おや?200日移動平均線を設定上で週足に換算したはずなのに、
- 日足では200日移動平均線を終値ベースで超えていない
- 週足では40週移動平均線を超えている
という状況になっています。
確かに1週間は5営業日なのになぜでしょうか?
よくよく考えれば、両者の移動平均線は計算に使用しているデータ数が違うわけなので値が違うことはおかしいことではないですよね。
ただ、拾ってきているデータ期間は似通っているので、導き出される数値も似通ったものにはなります。
設定上は換算でき、200日移動平均線と同じ意味合いで表示できますが、ぴったり同じにはなりません。
実際の値を比較してみても・・・
こんな感じで40週移動平均線のほうがわずかに低い値となっています。
この差によって終値ベースでの上抜きを達成しているかどうかが変わってしまったのです。
日足でも週足でも意味合い的には200日移動平均線のブレイクを見ることが可能ですが、明確なブレイクで判断することが必要でしょう。
また、40個のデータと200個のデータを用いる場合では変化のしやすさも異なりますよね。
40週移動平均線は200日移動平均線よりデータ数が少ないので動きが良いです。
株価との乖離のしやすさやゴールデンクロスのしやすさなどが変わってきますので、
- 日足で観察し始めたら日足で追う
- 週足で観察し始めたら週足で追う
と一貫した時間軸で観察することがおすすめですね。
200日移動平均線は多くの投資家に意識されているものですが、個人によって重要視している時間足は違います。
日足以外で観察する場合は設定上で換算して、同じような意味合いの移動平均線を定点観察してあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は200日移動平均線を設定上でその他の時間足に換算する方法をご紹介しました。
上位時間足だけでなく、下位時間足にも応用可能です。
日足以下ではデイトレ領域になってきますが、1日あたりの換算時間で設定をいじれば同じことができます。
ぜひ色々な時間足に応用してみてはいかがでしょうか。
関連記事には
がありますのでご参考ください。それではまた!